Tony
Guppy
『トリニダード・トバゴのプロのスティールパン奏者』
Profile
A Journey through Music
About me
トニー・グッピー
スティールパン発祥の地トリニダード・トバゴ出身。同楽器の製造や演奏に携わる音楽一家に育つ。母国で開催された「ナショナル・スティールパン・コンテスト」の個人部門で優勝。現在は関東を拠点に活動中。主な共演者はSoil & ‘Pimp’ Sessions, やDef Tech, Char, Marcus Millerなど
経 歴
トニー・グッピーは、スティールパン発祥の地トリニダード・トバゴ出身のスティールパン奏者(パニスト)、講師、アーティスト、作詞・作曲家。長年に亘り楽器に携わってきた実績を持つ家系に生まれる。長男のハーマン・グッピーは、スティールパン製造者・調律師の中でも最高ランクに位置付けされている。また、生まれ育った首都ポート・オブ・スペインの東部に位置するラヴェンティルという地区は、スティールパンの生まれ故郷でもある。
「ラヴェンティルは、スティールパンに限らず、常に色んな音楽に溢れている街。夜のしじまに、何処からともなくアフリカン・ドラムの鼓動に合わせて、ヨルバのチャントが聞こえてきたりする。この宗教儀式は、基本的に明け方まで何時間も続くもの」
物珍しさゆえに先入観や固定観念がつきまとうスティールパンだが、そういった要素は枠にとらわれないグッピーの音楽とは無縁である。誠実に音楽と向き合う彼は、驕ることなくひたむきに音楽探究の旅路を歩み続けている。
※トニー・グッピーは、トリニダード・トバゴ開催された権威ある大会「ナショナル・スティールパン・ソロスキル・コンテスト」の優勝者である。
類稀な才能と多彩な音楽性を持ち備えたスティールパン奏者であり、これまでに北中南米(ヒューストン、ラスべガス、ニューヨーク、フロリダ、カリフォルニア、コロンビア、コスタリカやメキシコなど)やカリブ海諸国など、世界各地で活躍している。 *上記に加え、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、イギリスなどの欧州諸国や韓国での演奏経験がある。
グッピーは世界中のトップミュージシャンとの共演を重ねることで、腕に一層の磨きをかけていった。 過去にはグランドマスター・オブ・ソカの異名を持つトリニダード・トバゴの伝説的カリプソ歌手、ロード・キッチナー(本名アルドウィン・ロバーツ)やレン・ブグジー・シャープ(スティールパン奏者)、ポール・ジャクソン(ベーシスト/ヘッドハンターズ)に Char(日本を代表するギタリスト)といった多岐にわたるジャンルの重鎮たちとレコーディング、パフォーマンスを共にした経歴を持つ。
【日本において】
現在は日本在住。2009年からは東京に拠点を移し、フリーランスのミュージシャンとして幅広く活動中、多くの著名アーティストと共演を果たしている。 *その一例として、松岡直也(ピアニスト/作・編曲家)、高橋ゲタ夫(ベーシスト)、TOKU、カルロス菅野、Soil & ‘Pimp’ Sessions, Def Tech (Jポップ)、そして日野”JINO”賢二、村上”ポンタ”秀一、Shiho(フライド・プライド)、大儀見元、宮本大路(ピンクボンゴ)、ママドゥ・ドゥンビア(コラ奏者)などが挙げられる。
音楽を愛し、スティールパンに熟達していることから、人々のスティールパンに対する理解を深め、カリブ海の珍しい楽器というイメージ以上の、真価の認知の向上に貢献している。
確かな演奏力を持つグッピーの勢いはとどまるところを知らず、 その唯一無二のスタイルで、ミュージックシーンのトップへの道を切り拓いている。 毎月、首都圏にて定期的に ライブを行っているので、機会があればご自身の耳で一度確かめていただきたい。 グッピーは、ラジオをはじめ、日本テレビ、NHK、ケーブルテレビ(CS TV)などテレビ各局でも活躍している。
2006年には、スカイパーフェクTVでの、トリニダード・トバゴの音楽と文化についての特別ドキュメンタリー番組で取り上げられた。
ラジオでは、キリンビールのラジオCMに携わった。
スティールパン講師として、プライベートレッスンや公開ワークショップを開催するなど、指導にも情熱を注いでいる。社会人だけでなく学生(小学生から大学生)への指導にも取り組み、 過去には洗足学園音楽大学で指導にあたった経験を持つ。
*グッピーは、指導者として、またオーナーとして、横浜で『グッピ-・スティールパン教室』を展開している。